１０月２５日（土）に仙台市で開催された全国倒産処理弁護士ネットワークの全国大会に参加しました。

大会では、東京大学の松下淳一教授から「中小企業再生をめぐる近時の問題点」と題した基調講演がありました。

続いて「中小企業の再生と弁護士の役割」というテーマで裁判官、学者、弁護士がそれぞれの立場から意見を述べるパネルディスカッションが行われ、中小企業の再生に関して幅広く議論が交わされました。

中小企業再生と一口に言ってもいろいろな制度、手法があります（事業再生ＡＤＲ、特定調停を用いた手法など）。パネルディスカッションでは会社分割・事業譲渡を用いた中小企業の再生についても触れられ、「良い会社分割」、「良い事業譲渡」を実現するための留意点が指摘されました。事例に即した検討も行われ、大変興味深く、充実した内容でした。

各企業の置かれた状況は様々であり、ニーズも様々だと思います。企業ごとに最適な手法を選択し、実現できるようお手伝いをしていきたいものです。